お金を銀行に預ける vs 株で運用する。どちらがおススメ?

生徒
先生、もし100万円あったら銀行に預けるのと、株で運用するのと、どっちがおススメですか?

貯金の達人
良い質問だね!銀行での預金歴、株式投資歴、共に15年以上の経験を持つ私が、銀行預金と株式投資どちらがおススメかを徹底的に解説するよ。

銀行預金と株式投資の特徴

まずは銀行預金と株式投資の特徴を踏まえつつ、そのメリット・デメリットを比較してみよう。

銀行預金の特徴

銀行預金の特徴としては、元本保証で資産が目減りするリスクを回避して、資産を増やすことよりも貯めることに主眼を置いている点があげられる。また、運用利回りは<預け入れ時の金利>により決定する。銀行預金の一番のメリットは、預けたお金を減らすことなく運用できることだね。デメリットとしては、そのときの銀行の金利にもよるけど、株式投資などと比較すると大きく資産を増やすことが難しいことだよ。

株式投資の特徴

株式投資の特徴としては、元本割れなどで資産が減少する可能性があるけれど、うまく運用した場合には大きく資産を増やすことが出来る。貯めることより増やすことに主眼を置いた運用法といるね。私が資産を大きく増やしているのも、この株式投資による恩恵が大きいんだ。株式投資のメリットは、銘柄選定によっては資産を年20%~30%といった大きな利率で増やすことが可能である一方、デメリットとしては購入した株式が値下がりして資産を減らしてしまう可能性もあることだ。また、購入する株によっては、企業の利益を株主に還元する配当金や株主優待を年に1・2回受け取ることが出来る場合もあるよ。

このことから、「銀行預金」は元本を減らしたくない日常生活費など、近々使う予定のあるお金を運用するのに適していて、「株式投資」は、元本割れといったリスクを抱えながらも、大きく資産を増やしたいお金を運用するのに適していることがわかるね。

絶対に損をしたくない!という人は銀行預金に。多少のリスクはあっても、お金を増やしたいという人は株式投資だね。

株式投資の心構え

1.余裕資金で運用しよう

株式投資は失敗した場合に損失が出るから、生活費や教育費など直近で使う予定のある資金を投資してしまうと、失敗した場合に日常生活に支障が出てしまう。株式投資で資産を運用する場合には、株式投資の仕組みや用語を理解した上で、しばらく使う予定のない余裕資金を使って運用しよう

2.損切りは必ず行おう

保有している銘柄が値下がりしてしまい、売却する決心がつかずに長期間保有してしまうことがある(塩漬け株といいう)。いつか上がるだろうと考えても、ズルズルと株価が下がり、購入金額の半分にまで下がってしまった、といった声も良く聞くんだ。このようなことがないよう、購入金額の10%下がったら売却する、といった損切りを必ず行うようにしよう。

3.投資判断は自己責任で

マネー雑誌やネットの投資情報には、買いを推奨している個別銘柄が頻繁に紹介されている。このような情報を参考に買うことは良いけど、値下がりしても情報配信元に文句を言ったり責任を追及することはできないよ。だから、取引する銘柄についての最終的な投資判断は自分で決めるようにしよう。

貯金の達人
マネー雑誌に記載されているような、当たり障りのないことを書いてみたけど、初心者の方が個別銘柄(特定の株)を購入するのはおススメしないな。短期間で株価が半額になったなんて、よくある話だからね。

生徒
どうすればいいんですか?個人が株を買うよりプロに任せてしまう(投資信託)が良いんでしょうか?

貯金の達人
初心者の方は、インデックスファンドにドルコスト平均法で投資するのが一番リスクを抑えられるしおススメだ。また次回、このあたりを解説しよう。


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