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経世会→平成。清和会→令和。と見事な韻を踏んだ新元号

本日、新元号が令和(れいわ)に閣議決定されました。新元号に、安倍総理の「安」や、自民党の「自」が採用されずに安心したという声もありますが、安倍総理が所属する派閥「清和会(せいわかい)」と新元号「令和(れいわ)」は見事に韻を踏んでいます。

もちろん、SEIWA(清和)→REIWA(令和)だけであれば、無理なこじつけとも考えられますが、竹下総理の派閥(経世会)のときに閣議決定された新元号KEISEI(経世)→HEISEI(平成)の組み合わせも考えると、無理なこじつけとも言えないのではないでしょうか?

令和の漢字に、カタカナのアベが含まれている!忖度だ!というのは、明らかなこじつけ(ネタ)ですけどね。

 

苦しい家計がウソのように改善!消費税10%時代の家計再生術。(前編)

2019年10月には消費税率の引き上げ(8%から10%へ)が予定されていますので、今家計が苦しい人は、今後さらに苦しくなることが予想されます。中には、赤字に転落してしまう家庭もあるのでは、、、

給料は増えないのに出費ばかり増えていく・・。今月も家計が苦しい・・。

こんな方のために、30代で5,000万円の貯金に成功した私が、家計を再生して幸せな未来を築くための知恵をお伝えします。

ただし、これをすれば「バラ色の未来が開ける」という特効薬はこの世にありません。誠実に実直に、正しい努力が求められる時代なのです。

現状を正しく把握しよう

お金の問題でも、家庭の問題でも、何らかの問題に立ち向かうには、「現状を正しく把握すること」が欠かせません。今の状態がわからずに、ただ闇雲に行動しても、効果的な解決策とはならないでしょう。

例えば、体調が悪くて医者に診察してもらうとき、お医者さんは患者の容態を細かく観察します。正しい診察(現状把握)が、患者の治療にとって何より重要だからですね。家計が苦しい人についても同じです。どうして家計が苦しいのか、現状を正しく把握することが、家計再生への大切な一歩となります。

お金の使い方を記録する

家計が苦しいのは、収入が少ない、無駄な出費が多い、など何らかの原因があるはずです。少なくとも3カ月間は、お金の使い方を記録しましょう。家計簿をつけるためには、1円や10円単位で毎日記録する必要はなく、出来るだけ楽で続けられる方法を採用します。

例えば、私の場合、
1.買い物をした時のレシートを保管しておく
2.レシートのない出費については、スマホやノートなどに記録しておく
3.月末にまとめて集計する
こんな感じでOKです。

まずは、あなたが「何にお金を使っているのか」を正しく記録することが大切なのです。一時期、食べたものを全て記録する「レコーディング・ダイエット」が流行りましたね。お金の使い方を記録すると、後から振り返ることが出来ますから、とても大切なことです。

時間の使い方を記録する

「家計の改善」というと、お金の使い方だけに意識が向いてしまう人が多いようです。しかし、私が重視するのは「お金の使い方」よりも「時間の使い方」です。「心」と「体」が密接に関連するように、「お金」と「時間」も密接に関係しています。心の荒廃は体に悪影響なように、誤った時間の使い方は、家計に悪い影響を及ぼすのです。

時間の使い方は、次の4つに分類して記録します。
①睡眠
②仕事
③自己投資/アウトプット(学習、健康維持、収入アップのための活動・ブログ作成、動画配信、SNSでの情報発信など)
④その他(家事・育児、趣味、食事、テレビ、移動時間など)

あなたの平均的な1週間を思い浮かべ、次のような形で記録してみましょう。横軸が時間、縦軸が曜日です。色分けすると、わかりやすいですね。

私は長年お金に苦しんでいる人を観察してきました。その結果、家計に問題を抱えている人の多くは、圧倒的に③の自己投資/アウトプットにかける時間が不足しているのです。中には、自己投資やアウトプットにかける時間は1か月でゼロという方もいます。

それでは、時間の使い方について、もう少し掘り下げて考えましょう。

①睡眠

時間だけでなく睡眠の質にも意識を向けましょう。睡眠時間は長すぎても短すぎてもダメです。厚生労働省健康局が発表している「健康づくりのための睡眠指針 2014 」は必読です。

必要な睡眠時間は、人により異なります(6~8時間程度)ので、一人ひとりが、自分に必要な睡眠時間を知ることが大切です。

日中の眠気が仕事に支障をきたす程度でなければ、睡眠時間は足りていると考えられます。睡眠は「寝だめ」できませんので、土日も平日と同じ時間に起床して、規則正しい生活を送りましょう。

②仕事

会社勤めの人の場合、労働時間は短ければ短いほど良いです。日系企業では、会社に遅くまで残って仕事をしている人のほうが評価されやすい傾向にあります。しかし、「長時間労働=悪いこと」という価値観のもと、少ない労働時間で成果を最大限あげるよう創意工夫しましょう。また、残業時間を過少報告したり、サービス残業は、「違法行為である」と認識し、絶対に拒否することです。

③自己投資/アウトプット

自己投資は、明るい未来を切り開くためには絶対に必要です。将来のキャリアを考え、どのように自己投資するのか決めましょう。キャリア形成に関しては、「グロービス流 キャリアを作る技術と戦略」という書籍が役立ちました。

アウトプットを増やすことにより、考えを的確にまとめる技術が身についたり、人脈形成につながったりと、あなたに良い効果をもたらします。私は、貯金の方法をブログで公開することにより、雑誌編集者からお声がけいただき、インタビュー記事が掲載されたこともあります。

④その他

その他の時間は、少なければ少ないほど良いです。私は、どうしても見たいテレビ番組がある場合は事前に録画予約しておき、筋トレをしながら番組を二倍速再生、といった具合に③の時間(健康増進)を増やしつつ、④の時間を削るという、ストイックな生活をしています。

問題点を見つけよう

収入が少ない

サラリーマンの平均年収については、国税庁が「民間給与実態統計調査」として公開しています。
・リンク先の調査結果には難しい用語も使われていますが、是非読んで理解できるだけの読解力をつけてください。
・何か調査するときには、「信頼できる情報源なのか」を確認するクセをつけましょう。

上の平均年収のグラフから、ご自身の年収が平均年収と比べて高いのか、低いのかがわかります。平均年収より低い方は、年収を上げるための計画と行動(他社への転職、今の会社内で昇進、新たに副業を始める、など)が必要です。

ただ、あまり頻繁に他人と給料を比較することは幸福感を下げる可能性もありますので、過去の自分と比較して毎年収入が増えているのであればOKとしても良いです。

無駄な出費が多い

何が無駄な支出なのかを判断するには、「あなたが支払ったお金で得たものは何か」を考えましょう。お酒、タバコ、ギャンブル、スマホ課金であなたが得たものは何でしょう?むしろ健康と時間を失ったのではないでしょうか?

上司の愚痴を言い合う飲み会などは参加するだけ時間とお金が無駄です。家計簿を見直して、支払ったお金にふさわしい体験を得られたのか、生きるために必要な支出だったのか、一つずつ見直してみましょう。

自分への投資が少ない

会社で漫然と働いているだけで給料が右肩上がりだった時代は完全に終わりました。今の時代、何もしなければ給料は上がらないと考えて、自分へ投資することが大切です。時間の使い方を分析して、自己投資の時間が少ない人(1日平均30分未満)は、積極的に自己投資をしましょう。

アウトプットが少ない

価値の源泉となるものは「アウトプット」です。映画評論家も、ただ映画を観ているだけでは収入にならず、「評論」というアウトプットがあって成立する職業です。勉強だけして、それがアウトプットに結びつかなければ、あまり意味がないのです。

これからは、是非次のような媒体を使って、積極的にアウトプットを増やしていくことを意識しましょう。
・会社内で、仕事の成果をアピール
・ブログで情報配信
・Youtbeで動画配信
・Twitterでつぶやく

ネットでの情報発信は広告収入にもつながりますから、役に立つ情報、面白い情報を手に入れた場合は、積極的に発信していきましょう。

目標と計画を立てよう

問題点が明らかになった次にすることは、目標と計画の立案です。ほとんどの人は「自己投資の時間が不足している」ことが家計が苦しい原因だと思います。

そこで、自己投資を収入に結びつけることを例にして、目標設定をしましょう。

目標は、次に示すようにスマート(SMART)でなければいけません。
①Specific(明確性) … 設定した目標は明確なものか
②Measurable(計量性) … 目標達成率や進捗度を測定可能か
③Assignable(割当設定) … 役割や権限を割り当てているか
④Realistic(実現可能性) … 現実的な目標を設定しているか
⑤Time-related(期限設定) … 目標達成に期限を設けているか

例えば、会社の規定で、社内資格を取得すると毎月5000円の資格手当が支給されるとしましょう。この資格手当をGETするための目標はスマートな目標設定になります。
①「社内資格の合格」となり目標は明確です
②「合格・不合格の判定結果」が出ますので、目標達成度は測定可能です
③「受験資格のある、なし」から権限も明確です
④「現実的に合格可能な資格」を狙います
⑤「1年以内の合格」などの期限を設けます

一方、「今より良い暮らしがしたい」では、スマートな目標とは言えません。「良い暮らしとは何か」を掘り下げる必要があります。