会社や職場での勧誘電話の上手な断り方(ビジネスマナー)

職場に不動産投資などの勧誘電話がかかってくると、周囲の目もありますので断り方には気を使いますよね。特に、近くに上司がいる場合などは、いくら勧誘電話といっても最低限のビジネスマナーは求められますので、上手に断る方法をしっかりマスターしましょう。

勧誘電話の断り方(実例を紹介)

まず、電話に出たら「相手の会社名、担当者名」を聞きます。
「会社名とお名前を教えていただけますか?」

聞いた後は、
「○○社のXXX様ですね」
と復唱しても良いです。

次に、勧誘の電話だとわかったときは、
「申し訳ございません。こういった勧誘のお電話はお断りしております。」
「今後、このような電話は控えていただけますよう、お願いします。失礼します。」
と伝えて、こちらから一方的に電話を切るのがマナーです。

ここで重要なのが、相手とは一切会話をしてはいけないということです。
「話だけでも聞いてくださいよ」
「ご挨拶に伺わせてください」
「こういった勧誘の電話は多いですか?」
と、相手はとにかく会話をしようとしてきます。

ここで、相手と言葉のキャッチボールをしてはダメなのです。
何を言われても、「はい。失礼します。」と伝えて、会話の途中であっても、こちらから電話を切ります。

こうすると、職場の周りの人には、「勧誘電話を、丁寧だけど毅然とした態度で断っている人」というスマートな印象を与えることが出来ます。

もし勧誘電話を相手に5分も10分も会話をしていたら、周りからは「断るのが苦手な人なんだな」と思われ、周囲からの評価も下がってしまうことでしょう。

これをやってはNG!

1.断る理由を伝えること
勧誘してくる相手に断る理由を伝えるということは、相手にこちらの情報を与えることになってしまいます。「興味がない」もダメですね。理由は伝えずに「お断りしています」だけで十分です。「時間がない。今は忙しい。」といった時間がないことを理由に断るのもなどもよくないですね。では、いつ頃であれば良いのか聞かれますし、断るのが苦手な気の弱い人だと思われます。

断るのが苦手な人は、電話越しの相手を人間だと思わないようにしましょう。何と言ってきても、最初に紹介した文面をそのまま無感情で読み上げるのです。

2.感情的になること

「迷惑です!もう二度と電話をしてこないでください!」こんな断り方をしている人がいます。自宅で勧誘電話を断る方法としては良いかもしれませんが、ビジネスマナーとしては感情的になるのはNGですね。相手がしつこい場合は、もう一度、会社名と担当者名を聞きましょう。これ以上しつこいと訴えますよ、というオーラで聞くと、怯んで電話を切る業者も多いです。

3.嘘をつくこと

実は同業者です。すでに商品を購入しました。と嘘をついて断ることを勧めている人もいますが、職場で嘘をつくのは止めたほうが良いでしょう。職場の人から、「この人は、何かあれば虚偽の報告をする人なのかも?」と思わせてしまいます。

同じ業者から2回目の勧誘電話があった場合

ごくまれに、こちらから一方的に電話を切った直後に、再度同じ業者から勧誘電話がかかってくる場合があります。その場合は、次のように伝えましょう。

「先ほどの電話で、お断りしたはずです。2回目の勧誘は、特定商取引法に抵触する可能性がありますので、会社名とお名前をもう一度教えていただけますか?」

ここまで伝えると、ほとんどの迷惑業者は撃退できるはずです。(私の体験談です)


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