30代で貯金ゼロはかなりの重症
「貯金ゼロ」というのは、冠婚葬祭など急な出費が必要になったときにお金を支払えない(借金するしか手がない!)という崖っぷちの状況です。そもそも30代で貯金がないという状況は、かなりの悪循環に陥っている可能性がありますので、今すぐこの負のスパイラルから抜け出す必要があります。悪循環とは、あることが悪い結果をもたらし、その結果がさらに悪い結果を引き起こしていくという状態です。
私が考える「貯金ゼロ」の人の悪循環は、次のようなものです。
1.お金がない
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2.教育や自己投資、良書に使えるお金も少ない
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3.自己投資にお金が使えないため、稼ぎが少ない
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4.稼ぎが少ないため、甘い投資話、ギャンブル、一攫千金を夢見てお金を失う
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このような状態に陥った場合、もっとファイナンシャルリテラシー(お金の教養)を高めることが大切。この悪い状態が長引くと、お金はどんどん減っていき取り返しのつかない状態になります。「リボ払い」など、金融業者に有利な支払いで買い物をしている人などは、かなりの末期状態です。
30代で貯金1000万円以上の人なら誰でも身につけている貯金の好循環
貯金の好循環(正のスパイラル)とは、あることが良い結果をもたらし、その結果がさらに良い結果を引き起こしていくという意味です。私が考える「好循環」は、次のようなものです。
1.お金がある
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2.教育や自己投資、良書に使えるお金も多い
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3.自己投資や良書にお金を使っているため、稼ぎが多い
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4.稼ぎが多いため、甘い投資話、ギャンブル、楽して一攫千金といった話には惹かれない。資産形成も順調。
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5.お金が増えた状態で、1に戻る
一度お金の良い流れが出来ると、怪しい儲け話を断る余裕も出来るし、視野を広げて物事を考えられます。自分を成長させる意欲も高まりますし、良いこと尽くめです。
悪循環から好循環に転換するには
一度悪い流れが出来てしまうと、そこから抜け出すのは非常に大変ですし、エネルギーが必要。たとえ今はお金が少なくても、お金をうまく取り扱う能力を高めながら、自己投資に積極的にお金を使いましょう。お金の教養(マネーリテラシー)を高めていくことがなにより大切です。貯金に関しては、お金を封筒分けして使ったり、光熱費を節約したりと、いろいろ細かいテクニックはあるのですが、それよりも大切なこと、それがお金に関する教養を身につけること。なのです。
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