貯金と幸福度の関係は?
アメリカのアリー銀行が実施した「金融資産と幸福度の関係」を調査した結果を見てみよう。
(1)貯金ゼロ・・・29%が幸せと回答
(2)貯金2万ドル(240万円未満)・・・34%が幸せと回答
(3)貯金2万ドル~10万ドル(240万~1200万円)・・・42%が幸せと回答
(4)貯金10万ドル以上(1200万円以上)・・・57%が幸せと回答
この結果から、貯金が多い人ほど自分は幸せだと感じていることがわかる。確かに、私が突然貯金がゼロになってしまったら、これまでのように値段をあまり気にせず外食することも不可能だし、何より「行動が制限される」ことが非常に苦痛に感じるだろう。ただ、「お金があれば幸せ」という単純な法則が成り立つわけではないことにも注意しよう。「人は、お金がないより、お金があったほうが幸せを感じやすい」程度にとらえておくのが、良いのではないだろうか。
もうひとつ、「貯金と幸福度」の関係をアンケート調査のような形で集計すると、どうしても結果にゆがみが生じてしまう。誰だって、貯金ゼロと回答した後には、気分が重くなるだろう。(自分にはお金がないと宣言しているのだから!)。そして、貯金が1000万円以上と回答した後は、お金があるって幸せだよね。と、ついつい感じてしまうものだ。だから、貯金と幸福度の関係を科学的に調査するのであれば、「あなたは今幸せですか?」という感情に関する質問をした後に、「あなたの貯金額はいくらですか?」と質問しなければいけないのだ。
いかがでしたか?貯金が増えるほど、幸せに感じる人が多いという調査結果、あなたにも当てはまりそうでしょうか?もしお金があれば幸せになれる!と自信をもって答えられる読者の方は、ぜひお金を貯めて幸せになったかどうか教えてくださいね。
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