メルカリとは?
フリーマーケットのように自分で商品に値段を付けて、お客さんに販売することができるスマホアプリです。人気の理由は、誰でも簡単に、無料で出品できる手軽さにあります。登録や出品の際にかかるお金は一切かかりません(ただし、成約時に販売価格の10%が販売手数料として徴収されます)。→メルカリ。
メルカリで大量の現金が出品されている。
今メルカリに大量の現金(1万円札×10枚など)が出品されて話題となっています。1万円札の番号が揃っているとか、珍しいお札ということではなく、いたって普通のお札です。メルカリで「一万円札」で検索してみると、現金(1万円札×4枚)4万円が、4万8千円で販売されています。
相場は15%-20%を上乗せした価格
出品されているお金の相場は、だいたい15%-20%を上乗せした金額です。現金10万円であれば11万5千円~12万円の値段がついています。現金を出品する側としてみると、もし現金10万円が12万円で売れた場合、販売手数料(販売価格の10%)の1万2千円が引かれて、10万8千円が手に入ります。ここから、販売した現金10万円をマイナスして、儲けは8千円程度ということですね。
現金をクレジットカードで手に入れたい人たち
どうして、このような売買が行われているのでしょうか?普通に考えたら、現金4万円を、4万8千円で手に入れたい人がいるというのは、とても不思議ですよね。私たちのような一般の人には想像がつかないと思いますが、今すぐお金(現金)が必要だけど、クレジットカードのキャッシング枠は全て使ってしまったというお金に困っている人がいるのです。このように非常に切羽詰まった状態にいる人たちは、クレジットカードのショッピング枠を使って現金を手にしたいわけですね。(クレジットカードには、キャッシングに使える金額と、ショッピングに使える金額の2つがあります。)
このように、クレジットカードを使って現金を手に入れるやり方を、クレジットカード現金化(もしくはショッピング枠現金化)と呼んでいます。クレジットカード現金化を専門業者に依頼した場合の換金率は86%~94%程度(10万円の現金を手に入れるのに、ショッピング枠10万6千円~11万6千円を使用)ですから、換金率はメルカリのほうが少し悪いですね。
今のところ法律上は問題なし
現時点で、メルカリやヤフオクなどで現金を売買することは違法ではありません。なぜなら、希少コインや、連番のお札を手に入れたいコレクターもいて、硬貨や紙幣の売買は法律で認められているからです。しかし、クレジットカード現金化は、クレジットカード規約には抵触しますので、メルカリで現金を購入する人は注意しましょう。
今後、メルカリの利用規約が変更されて、メルカリ上での現金売買は禁止になる可能性がありますが、この問題を放置していてもメルカリには何も痛くない(販売手数料が入ってきます)から、しばらくはこのままの状態が続く気がします。
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