お金に対する考え方。お金は汚いものか?

生徒
先生、お金って汚いものですよね?

貯金の達人
衛生的な意味では汚いけど、心理的な意味ではまったく汚くないよ。

でも、お金の話をするのって、恥ずかしいというか・・・。

そうだね。初対面の人にいきなり「あなたの年収は?」「貯金はどれくらい?」と単刀直入に聞くのは、ちょっとデリカシーに欠けるかもね。今日は、お金に対する考え方について講義しよう。

お金に対する考え方(マインド)

お金を貯めるために必要な技術を学ぶ前に、まずはお金に対する考え方を学ぼう。今日は、お金に対するイメージを改善することが目標だよ。僕は、「人生においてお金が全て」とか、「お金で買えないものはない」などと言うつもりは全くないし、お金で買えないものはたくさんある。例えば、健康・家族・思い出・精神的豊かさ、などだね。でも、お金に不自由するよりは、たくさんお金があったほうが絶対に良いよ。

お金がたくさんあれば、、
・強盗をする必要もない。
・おいしいものを好きな人と一緒に食べることができる。
・広くて大きな家に住める。

お金がないと、、
・生きるために他人から奪うことを考える。
・好きな人とお金のことで争ってしまう。
・狭くて汚い家にしか住めない。

お金があって困ることは非常に少ない。

お金は欲望の増幅装置だ

coffe
世間ではよく、
・大金を持っていても良いことはない
・お金が人生を狂わせる
・お金の話をするのは卑しい、
と言う方がいる。

でも、「お金」は自分の欲望を満たす権力のような側面もあり、自分の欲望を増幅する装置として働くんだ。だから、大金をつかんで欲に溺れる人は、お金がなくても欲深い人だし、大金をつかんで貧しい人のために良いことをする人は、お金がなくても善人なんだ。

お金を持つことと、人生をより豊かにすること、この二つは両立することができる。お金を貯めるために必要なものは、「お金に対して”良い”イメージ」を持つこと。

子供に好かれたいのに、子供が大嫌いな人はいないよね?異性にモテたいのに、異性を嫌っていては駄目だよね?それと似ているんだ。お金を貯めようと思ったら、お金を愛して大切に扱って欲しい。そして、お金は卑しいものではなく、感謝の気持ちが形になったものだと思って。これは本当に大切だから。よく、お金を貯めるには節約が必要とか投資が必要と言われるけど、その前に、まずお金に対する接し方、考え方を改善しよう。

お金というものは、

・「ありがとう」という感謝の気持ちである
例えば、自分がお花屋さんで働いていれば、お花を渡すのと引き換えにお金を受け取るよね。これは、「お花」と「お客様の感謝の気持ち=お金」を交換していると考えることができる。

・世の中をより良くするための投票権である
例えば、不正コピーしたDVD販売店と、正規品のDVD販売店の2つがあった場合、どちらでDVDを購入するかな?価格はもちろん不正コピーしたDVDのほうが安いとする。ここで、安いほうの不正DVDを購入するということは、不誠実な人間にお金を渡すということになる。お金を貯めることだけを考えた場合は、不正コピーDVDの購入が正解なんだけど、自分が使うお金がどのような人間の手に渡るのか?まで考えて行動しよう。

他にも、お金は

・困った人を助けることが出来る道具である
・自分を応援してくれた人の気持ちである
というように、良いイメージを持ってね。

お金があればあるほど、自分は社会に対して良いことをしていると考えよう。社会に対して、良いサービスを提供しているところにお金は集まる。中には、詐欺や強盗で大金を手にしている悪い人もいるけど、人の道から外れる行為は絶対にしては駄目だよ。


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