非常識な節約方法。モノの価値はあなたが決める。

私の節約方法は、ちょっと普通の方とは少し違います。そもそも、私は「節約」をあまり意識していないのです。というわけで、ここでは「非常識な節約方法」と題しまして、非常識な私の考え方を紹介したいと思います。

節約の大原則

もし私が節約する場合、次の式を満たすことを必ず確認します。この考えは非常に重要なので、覚えておいてくださいね。

節約できる金額 > 節約するため使ったお金

例えば、スーパーで大根1本を買う場合を考えてみましょう。隣町のスーパーで売っている大根は、近所のスーパーよりも100円安いとします。でも、隣町に電車で行くには、電車賃が200円かかります。このとき、先ほど紹介した式に数字を当てはめてみると、節約できる金額(100円)よりも、節約するために必要なお金(電車賃100円)が大きくなってしまい、隣町の安い大根を買うほうが損をしてしまいます。とても当たり前のことですが、この式を意識されていない方が大勢いらっしゃいます。では、次の例はどうでしょう?

1時間の行列に並ぶと、卵を50円安く手に入れることが出来ます。この行列に並んで卵を買う価値はあるのでしょうか?卵を買うために列に並ぶ行為は、残念ながらほとんどの人にとっては<損をする行動>なのです。

なぜなら、あなたの1時間は50円以上の価値があるので、

節約できる金額(50円) < 節約に必要なコスト(1時間の価値)

ということで、ほとんどの人にとって、節約できる金額より行列に並ぶコストのほうが高くついてしまうのです。

これまでの説明を言い換えると、100円節約するのに100円以上のお金を使って意味あるの?ということなのです。

モノの価値はあなたが決める

期間限定の「全品50%~80%%オフ」といった安売りセールが活況です。このようなセールを有効に利用するのは、賢い買い方かもしれません。でも、ここで少し注意が必要です。あなたは、価格が定価より安いからその商品を買うのですか?それとも、定価は気にせずに、今売られている商品が気に入ったから買うのですか?

私は、商品の価格が、自分の考える商品価値より安いときにモノを購入します。つまり、

販売価格<自分が考える商品価値

のときに商品を購入するということです。このとき、「定価の○○%引き」といった情報は、それほど重要ではありません。なぜなら、今売られている価格が最も重要であって、定価は商品価値とあまり関係がないからです。モノを買うときには、まず「自分にとっての商品価値」を基準に判断しましょう。あなたにとっての価値が1,000円の商品であれば、販売価格が1,000円以下の時にだけ購入するということです。

節約に向ける意識は1%未満

お金を貯めるために、頑張って節約している方が大勢いらっしゃいます。でも、私は節約に向ける意識はもっと減らしたほうが、お金は貯まると考えています。なぜでしょうか?それは、節約することを忘れると、より大きな視点でお金の流れをとらえることが出来るからです。

貯金の額を増やすには、大きく分けて3つの方法があります。

1.稼ぐ
今以上に稼げる人になること。本業、あるいは副業で稼ぐこと。

2.増やす
時間の経過とともに自然にお金が増える資産を保有すること。

3.使う
お金を賢く使うこと。

この中で、節約というのは「3.お金を賢く使うこと」のほんの一部なんです。月1万円節約するのであれば、1.お金を稼ぐ力をつける 2.お金を増やす方法を知ることに 月5,000円ずつでも投資したほうが、長期的にみると貯金額は増えていくと思います。


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