ブラック企業で働いているので給料が安くて貯金できません。今すぐ転職すべきでしょうか?

生徒
ブラック企業で働いているので給料が安くて貯金できません。今すぐ転職すべきでしょうか?

貯金の達人
労働基準法を守らないブラック企業に就職してしまった場合は、すぐに転職活動を始めよう。そんな会社で働き続けるのは時間の浪費だよ。

今の会社で働きながら、転職先を見つけること

大切なのは、今の会社を辞めてから転職活動をするのではなく、働きながら次の会社を探すこと。ブラック企業だからといって、次の転職先企業も決まらないうちに辞めてしまっては、転職活動が非常に厳しいものになるんだ。転職先の会社にしてみれば、次の転職先も見つからないうちに会社を辞めてしまうなんて、リスク管理が出来ていないのかな?と疑ってしまうもの。

3年間我慢して働くのは無意味

今の時代、3年間我慢して働くという考えは時代錯誤。なぜ「3年間」なのか根拠を示せるのであれば良いけど、我慢して働くことによって、体を壊したりメンタルが持たなかったりとデメリットのほうが大きいもの。法律を守らないような会社で働き続ける意味はまったくないでしょ。また、残業代が出ないような企業だった場合は、辞めるときにしっかりと残業代を請求すること。法律を守らない会社を野放しにしてはいけない

前職がブラック企業だった場合の転職理由は

残念ながら給与・待遇の面で会社と折り合いがつかなかった。という表現が適切です。面接官から、給与・待遇の詳細を聞かれた場合には、残業時間が月に100時間をオーバーすることがあったが、給与の手取りが20万円だったなど具体的な数字で回答すると説得力が増すね。たとえ、人間関係がうまくいかなかったとしても、それを転職理由にはしないほうが良いでしょう。また、定義のあいまいな「ブラック企業」という言葉は使わないように。

ブラック企業に就職してしまった人の転職活動のやり方

次の就職先がブラック企業でないことを確認しよう。最初の就職先がブラック企業だったということは、人事部も気にしません。しかし、立て続けに2回も会社を辞めている応募者に対しては、2回ともブラック企業を選ぶなんて、学習能力がないという印象を与えてしまいますので注意が必要です。特に、ハローワークでの求人は、応募条件と実際の待遇に乖離があるなど、求職者からのクレームも多いのでハローワークは利用してはいけません

一番安心で確実なのは、信頼できる転職サイトを利用して、転職エージェントに転職希望先の条件をしっかり伝えること。幸い、2015年10月から通称「ブラック企業対策法」が制定され、離職率などの情報も開示する企業が多くなったため、嘘求人は劇的に減ったと考えてよいでしょう。

あなたの踏み出すべき第一歩

転職サイトへの登録は、まったく怖くありません。今勤めている会社にばれることもないですし、エージェントからのしつこい勧誘も法律で禁止されていますので安心です。転職サイトとしては、リクルートグループかマイナビの大手2社の両方に登録しておけば大丈夫です。初めての転職活動は不安との戦いでもあります。勇気を持って第一歩を踏み出しましょう!あなたには、きっと明るい未来が待っていますよ!


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