今現在の、自分の市場価値を見極めよう
働いて会社から給料をもらっている人は、時々は自分の市場価値を意識して働いたほうが良いだろうね。去年と同じ仕事をしていたら給料が上がらないのは当たり前。むしろ、去年と同じ仕事をしていて給料があがったら「おかしい」と思うくらいの感覚が必要だ。給料をあげるには、より高度な仕事をすること。個人ではなく、組織として成果を上げること。こういった、より上位の考えを身につけていこう。
そして、今現在、自分が他の会社に転職したら年収どれくらいのオファーを受けることが出来るのかを考えよう。ただ、自分の能力を正確に見極めることは非常に困難だし、自己評価の高い人・低い人がいるから、最終的には転職サイトに登録してどのような企業からオファーが来るかなどで客観的に判断したほうが良いだろうね。
希少な人材になろう
人脈、高度なコミュニケーション能力、高度な専門性など、30代になってこれらを何一つ身につけないのは正直言って非常に厳しい。何か専門性を身につけることは絶対に意識して働こう。例えば、「原子力発電所のプラント設計を出来る人材」。これは、もう普通の人材バンクでは探してもなかなか見つからない人材だし、年棒2000万円支払っても雇いたいという雇用主はいるはず。つまり、年収をあげようと思ったら、高度な専門性、あるいは、ずば抜けたコミュニケーション力、稀有なビジネス経験などが必要となってくるんだ。
エン・ジャパン(株)の転職サイトを利用するコンサルタント147名を対象に「希少性の高い人材」についてアンケートを実施した結果がこちら。
新規事業の立ち上げ経験者、ビジネスレベルの英語力を有する者などが上位にランクインしているね。今こういった能力がなくても大丈夫、今の会社で希少性の高い人材になるチャンスがあれば、積極的に手を挙げて仕事を勝ち取ろう。
時代はどんな人材を求めているのか
2030年にはAI(人工知能)に人間の仕事の47%が失われるという研究結果もあるよね。ただ言われたことを正確に実行するルーチンワーク業務は、技術革新によって今後どんどん淘汰されていくはずだ。だから、最新の技術動向にも目を向けて、どこで価値を発揮できるのかは考えよう。アメリカのハンバーガーチェーン「CaliBurgur」はパテを自動調理するロボットアームを導入したし、マクドナルドも無人オーダー機の導入など、とにかく各社は人件費削減に躍起になっている状況だ。
自分の仕事がロボットやAIに奪われることはないのか?こういったことを普段から意識することで、上司に直談判してよりレベルの高い仕事を任せてもらったり、自信のキャリアパスを考えるためのヒントにもなるだろう。
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