サプリメントの選び方。お金と健康のことを考えて正しい選択をしましょう。

品質の良いサプリメントを選ぶ

サプリメントは医薬品とは異なり食品に分類されますから、製造工程や成分表示に関する基準が医薬品と比べると非常に緩く、品質に関してはまさに玉石混交といった状態です。悪質なものだと、パッケージに表示している成分は「あくまで目標数値」と開き直って製造販売しているメーカーもあるくらいです。

また、サプリメントを摂取したことによる健康被害も報告されていますから、消費者は正しい知識を身につけて、賢くサプリメントを選びましょう。健康被害の具体的な事例は、厚生労働省の「健康食品による健康被害情報」で公開されています。やはり、健康のためには「バランスの取れた食生活を送ること」が基本となりますので、普段の食生活でどうしても補えない栄養素を補助する目的でサプリメントを摂取しましょう。

東京都の福祉保健局が「健康食品の不適正な表示・広告にご注意!」と喚起しているように、ネット通販では不適切な広告をして消費者に誤解を与えている例が後を絶ちません。なんと、ネット通販で販売されている健康食品では、80品目中74品目(実に92.5%!)に不適正な表示・広告がみられたようです。ですから、健康食品をネットの広告を信じて購入することは絶対に避けましょう。

まずはサプリメントより医薬品を

サプリメントより医薬品のほう品質が上です。医薬品の場合は、効能効果についての科学的根拠、臨床試験などが必要ですが、サプリメントは食品なので、効果については個人の体験談がほとんどです。こんなに健康になった!という人の体験談だけをピックアップして広告に使うわけですね。

医薬品は薬事法の厳しい基準をクリアした商品のみが店頭に並ぶわけですから、サプリメントよりも信頼が出来るというのは当たり前のことですね。薬局で手に入る「第○類医薬品」と書かれている商品が信頼できるということです。

まずは、「バランスの取れた食生活」を基本とし、食生活で取れない栄養素を医薬品(ビタミンBであれば、エーザイのチョコラBBとか)で補う。医薬品でも補えない栄養素をサプリメントで補う。という順番となるのです。

サプリメントの品質はアメリカの「GMP」を基準に

市販のサプリメントは粗悪品が蔓延していることはすでに説明しました。では我々消費者は、どうやって信頼できる質の良いサプリメントを選べばよいのでしょう?この問いに答えるのは簡単で、アメリカのGMP基準(食品品質の基準)を満たした商品を選ぶということです。日本にもGMPという基準はありますが、アメリカ版と比べると非常に劣っています。なにせ、日本版GMPでは「成分が表示どおり食品に含まれているか」という基本的なことすら検査項目から漏れているのですから・・。

日本製のサプリメントが全て粗悪品とまでは言いませんが、テレビCMで広告をバンバン流している商品には注意したほうが良いでしょう。テレビCMの広告費用は関東キー局で15秒1回放映で約50~70万円ですから、10回流せば500万円を軽く超えるわけです。赤字を出さないためには、商品の原価をかなり抑える必要があるということですね。

アメリカ版GMP認証企業であることを基準にするなら、日本製よりアメリカ製が良いでしょう。具体的には、nowが品質・価格の両面でバランスが取れています。値段を気にせずに品質の良いサプリメントを入手したいのであれば、セントラムやネイチャーメイドなどはかなりの優良品で評判も良いですね。ここにあげた3ブランドは、少なくとも成分は表示どおり含まれていますよ(笑)


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